17日は終日鳥取県西部地域を廻りました。午前中は南部町の細田町議と挨拶廻り。南部町にあるニート、ひきこもりなど若者支援・地域共生社会実現拠点の「いくらの郷」を訪問。
坂本昭文所長(前南部町長)らから現状と今後について伺いました。
職場や学校になじめず社会に踏み出せないニートやひきこもりを支援する拠点、地域共生社会実現拠点「いくらの郷」が山陰で初めて完成し、本年5月からオープン。
南部町社会福祉協議会が4000万円をかけ古民家を改修して造りました。
こうした背景には、不登校やひきこもり、ニート、うつ、自死願望などで、特に若者に顕著な傾向となっており、健全な社会の発達、発展に暗い影が南部町内にも認識されるようになりました。そのため、南部町内の社会福祉法人(南部町社会福祉協議会、社会福祉法人伯耆の国、社会福祉法人祥和会)と、病院などの関係者が集い対策について話し合い、「いくらの郷」を設置。
「いくらの郷」において、これらの状況にあって苦しんでいる若者支援に取り組み、誰もが持ち場と出番のある一億総活躍の地域共生社会を実現しようと決意。
社会福祉協議会は行政の補助を得て、いくらの郷の整備、ひきこもり者などの把握と利用への導き、伯耆の国はいくらの郷の実質の運営責任を果たし、祥和会はいくらの郷での訓練終了時に出口戦略として職場体験を担うこととなりました。
坂本所長は祥和会の理事長でもあります。現在5人の若者が「いくらの郷」に通い、農作業等で自立の道を進んでいます。
全国でも先駆的な取組みに大変共感いたしました。今後も引き続き見守ってまいります。