高知市南金田にある、障がい者の方々が描いた絵などを集めて公開する美術館「藁工(わらこう)ミュージアム」を高木妙高知市議と視察(27日)。
4度目の訪問です。学芸スタッフの松本志帆子氏から現状と要望を伺いました。
厚生労働省の平成30年障害者芸術文化活動普及支援事業で、全国の都道府県に設置する「障害者芸術文化活動支援センター」が高知県は、「藁工ミュージアム」
に委託。芸術文化活動を行う障がい者本人やその家族、障害福祉サービス事業所、文化施設、支援団体等を支援する拠点として活動しています。
いままで国会質問や障害者文化芸術活動推進法を成立させる等の活動が全国に波及しています。
「藁工ミュージアム」は、かつて藁を保管していた藁工倉庫を改修し、2011年12月に開館。NPO法人「ワークスみらい高知」(竹村代表)が中心となり運営。
アール・ブリュット、アウトサイダー・アート、美術や芸術、そしてそのほかいろいろ・・・ 私たちのまわりにある「おもしろい!」を感じ、創り、楽しむ小さな美術館です。 年に4回ほど展覧会を開催するほか、五感にはたらきかけるワークショップや専門的なレクチャーなども行っています。
年始は1/4(金)から「わらわら工作広場2018-2019冬 お正月をあそぼ♪」を1/14(月・祝)まで開催の予定。その準備に取組まれていました。
子ども達が遊ぶ「ずぼんぼ」(江戸時代から伝わるあそび:色画用紙で作った動物をうちわで扇ぐ)を体感しました。
1/25(金)からは、鳥の劇場プロデュース じゆう劇場 「ロミオとジュリエット」から生まれたもの-2018 ツアー公演が始まります。2017年フランスナント市で大喝采をあびた作品が高知に上陸します。
また高知県内外で活動する個人や団体との協働企画、アウトリーチ活動として、創作表現プログラムの開催などにも積極的にとりくんでいます。
福祉とアート、地域とアートをつなぎ、誰もが多様なものとつながることのできる創造的な場を目指しており、今後も応援してまいります。