28日早朝の新幹線で上京。そのまま国会へ。参議院環境委員会において、「フロン排出抑制法改正案」で質問に立ちました。
下記内容が質問項目です。
原田環境大臣に決意を聞いた質問の骨子(9番目)
9.廃棄時のフロン回収率向上に向けた原田環境大臣の決意を伺いたい。
こうしたフロン類の排出削減、回収率の向上のためには、国民全体の理解・協力が欠かせません。例えば温室効果ガスの削減という観点からいえば、事務所のエアコンたった1台からフロンを放出させてしまうと、二酸化炭素3.6トンほどを放出したことになります。
これは、レジ袋1枚を消費したときの二酸化炭素の排出量が20グラムといわれていますので、およそ18万枚のレジ袋を消費したことと同じになります。
私たちが、日頃、地球環境のためにと、エアコンを弱めたり、レジ袋を使わずにマイバッグを使用して二酸化炭素の排出を減らそうと頑張ってみても、フロンをほんのわずかでも放出してしまうと、このような努力はすべて無駄になってしまいます。こうした点をもっと国民に周知して理解を得ていく努力は常に行うべきと考えます。
そこで大臣にお伺いいたします。こうした国民の理解という点も含めて、廃棄時のフロン回収率向上に向けた原田環境大臣の決意を伺いたいと思います。
(その他の質問項目)
【Ⅰ.オゾン層の保護について】
1.オゾン層を保護するためのこれまでの対策、効果について報告いただきたい。
【Ⅱ.フロン類の回収率の向上策について】
2.これまで回収が進まなかった要因をどのように分析しているのか。
3.今回の改正内容で回収率の目標達成に十分といえるのか。
4.処理業者への普及、回収技術の向上に向けた支援策はどのようなものか。
5.ITを活用した証明の交付状況を確認するシステムの必要性について見解を伺いたい。
6.都道府県の立ち入り検査に実効性を担保するには政府としてどのような支援を考えているのか。
7.都道府県の指導監督権限を移譲すべきとの意見に対する見解を伺いたい。
8.家電リサイクル法における回収状況はどのようなものか。
9.廃棄時のフロン回収率向上に向けた原田環境大臣の決意を伺いたい。
【Ⅲ.代替フロンにかわる冷媒の開発について】
10.代替フロンにかわる冷媒の研究開発をどのように進めていくのか。
11.自然冷媒のコスト削減に向けた取組をどのように支援していくのか。
12.わが国の優れた冷凍空調技術・制度の国際展開を推進し、世界の温室効果ガス削減に貢献すべきではないか。