2日、高松市沖の離島 大島青松園へ。大島青松園は2007年4月初訪問以来11度目の訪問となります。

2007年入所者数は138人、平均年齢は79歳でしたが、現在の入所者数は53名。平均年齢は84歳です。入所自治会の森和男会長、愛媛県出身の盲人会の磯野常二会長と懇談。

森会長は、全国13ある全国ハンセン病療養所 入所者協議会(全療協)の会長もされています。森さんは、徳島県鳴門生まれで1949年9歳で大島青松園に入所。半世紀以上、療養生活を送り、通算6期入所者自治会長を務めています。言葉では言い尽くせない大変な体験をされて来られたと思いますが、いつも笑みを浮かべながら温かく包容していただいています。

磯野さんとは、議員になる前候補の時、2007年4月に今治の白石さんと共にお会いして以来、毎年青松園に来島の時に交流させていただいています。

昭和17年10歳10か月、小学校5年生の時に愛媛県から大島青松園に入所された磯野さん。以来77年以上。ハンセンの隔離・差別の歴史の中で、盲人会長として皆に希望の光との思いで行動されています。

ハンセン病患者には不可能とされていた点字を感覚の残っている唇や舌を使い、血のにじむ努力の末習得した話等伺い、心に響く内容に涙した事もありました。現在87歳大変お元気です。

桟橋の建設、大島青松園の将来構想、情報通信網(光ケーブル)の整備など意見交換致しました。お二人にお会いする度に元気と勇気をいただきます。ありがとうございます。