28日午後、NPO法人eワーク愛媛 難波江(なばえ)任(つとむ)理事長と愛媛県宇和島市津島町の企業組合津島あぐり工房「あすも」にて対談。
難波江理事長は「えひめフードバンク愛顔(えがお)」の代表でもあり、新居浜・西条・今治・宇和島などのこども食堂を支援しています。
食品ロスの実態、フードバンク愛顔の活動、こども食堂の状況、四国の状況と今後の課題、国会での法制化(食品ロス削減推進法案)の動き等。様々な角度から話しを伺い意見交換。
2時間があっという間でした。対談は公明新聞四国版に掲載の予定です。
【食品ロス削減について】
・日本では1年間に発生する食品ロス(本来なら食べることができるのに廃棄されている食べ物)は643万トン。(2016年度)
・うち飲食店など事業所からが357万トン、家庭から289万トン。全体の約45%が家庭から出ている。
・全体の食品ロスを1日1人当たりに換算すると約139グラムで、茶わん約1杯分のご飯の量を捨てていることになる。
・京都市の試算によると、4人家族の1世帯から発生する食品ロスを金額に換算すると、年間約6万円。そして、そのごみを処理するために約5000円の費用がかかっています。
・世界の食料援助量(約320万トン)のほぼ2倍にあたります。(2014年WFP数値)
・国連が15年に採択した「持続可能な開発目標」(SDGs)には、「30年までに小売・消費レベルにおける世界全体の1人当たりの食料の廃棄を半減させる」ことが掲げられており、食品ロスの削減は国際的な課題でもあります。