3日夕方、高松市内にある(株)平井料理システムを視察。「食品ロス削減プロジェクトチーム」 座長の竹谷とし子参議院議員、大山高子高松市議が同行。

地域の環境を配慮した取り組みとして、地産循環型再利用・社会還元型リサイクルを展開し、農水大臣賞を受賞。平井利彦社長にこれまでの取組みをお聞きし、意見交換。

(株)平井料理システムは、創業1984年。香川・愛媛・徳嶋・岡山・兵庫県にて肉・海鮮料理店 居酒屋など飲食店26店舗を運営。

もともとは、お店から出る食べ残しを業者に引き取ってもらうための経費を削減するために、各店舗で分別してもらった食べ残しを集めて、1日8時間~10時間かけて、養豚場や牧場に毎週のように運んでいたそうです。
店舗から出る食べ残しや各種廃棄物は年間100トンを超えていました。この取組みを続けているうちにゴミを資源として再利用することの大切さを実感。そして、リサイクル活動がそのうち使命感に変わり、結果的に社会貢献に繋がっていきました。
(地産循環型再利用・社会還元型リサイクル)

【地産循環型再利用のポイント】

1. 社員・従業員の教育
2. 食品廃棄物は廃棄物でなく、有価佛として扱い、自社で移動と管理を行う
3. 自社で保管のための集積拠点(リサイクルセンター)を持つ

【地産循環型再利用の効果】

1. 社員・従業員の意識向上(自らの行動が環境にプラスに働くのだという意識、「もったいない」という意識向上
2. 廃棄物リサイクル率の向上(リサイクル率72%)
3. 廃棄物関連処理費用の削減(年間約400万円)

飲食業における料理カスの問題、しっかり取り組む企業のマーク化など具体的な提言もいただきました。本音で語り、愛情を持つて社員に尽くす平井社長の人間的魅力に魅了されました。ありがとうございました。