「第22回 全日本バードカービングコンクール」が東京都美術館で開催。(28日)

「バードカービング」とは 一つの木片から鳥を彫り出して彩色する…それがバードカービング(野鳥彫刻)緻密に彫った鳥の彫刻に色づけをし、本物の鳥そっくりに仕上げたアメリカ発祥の美術品。

主催者の日本バードカービング協会会長の内田春雄氏(野鳥彫刻家・木象嵌師:今回の審査委員長)から受賞作品や今までの取組みなど伺いました。

視覚障がい者のための「タッチカービング」、デコイを使った保護活動、ツルの人口飼育のための「ハンドパペット」、子供たちのための教室など、幅広い分野でカービングを使った社会貢献にも力を注がれています。長年の地道な取組みに大変感銘を受けました。(プロフィール参照)。受賞作品も素晴らしい作品です。

伺った内容・要望についても、今後の施策などに反映してまいります。

【内山春雄氏プロフィール】

プロの野鳥彫刻家として、30年以上にわたり全国各地の博物館などに剥製の代わりとしてのバードカービングを納入。アメリカで本場のカービングを学んだ後、約1年の滞米中に各地のコンテストで世界第三位を含む数々の賞を受賞。国際コンテストの審査員もつとめる。2006年、厚生労働省より「卓越技能章」を授与され、「現代の名工」となる。日本バードカービング協会会長。

サクラ、カキ、クスなど40種類ほどの天然の木材を使い、自然そのままの木の色を活かし、細部にわたり一つ一つたくみに埋め込み、絵画のように仕上げる伝統工芸「木象嵌」。野鳥彫刻家として活躍する「現代の名工」。1950年2月, 岐阜県岐阜市生まれ。