25日、午後四国中央市子ども若者発達支援センターを視察。地元四国中央市の谷内開・国政守市議と観音寺市石山秀和・白川雅仁市議が同行。発達支援課の脇元子課長、近藤心平主任から概要を伺い、施設を案内いただきました。
四国中央市子ども若者発達支援センターは、子どもから若者まで、発達やその他の相談に応え、また施設通所による幼児期から就労期までの一貫した支援を行うことを目的に、関連施設の機能統合により平成29年4月に開設。施設の愛称は「Palette(パレット)」といいます。
Paletteとは、「子どもたちのさまざまな個性や特性が集まり、成長や発達を支援し、社会へ送り出すための準備の場」である施設を、「いろいろな色を置き、混ぜ合わせて新しい色を創り出し、キャンバスにもっていくためのパレット」に例えたものです。
下記が支援内容。(職員数49名で保育士、言語聴覚士、作業療法士、公認心理士、社会福祉士など専門の資格を持たれています。)
- 子ども・若者総合相談センター (電話相談、來所相談、巡回相談、発達検査)30歳まで (月曜日から金曜日)
- 児童発達支援センター (感覚統合療法室・小集団療育室・個別療育室) 定員35人 月曜日から土曜日(小集団は金曜まで)
- 放課後等ディサービス(小集団療育室) 定員55名(西部は10人)(月曜から土曜日)
- 保育所等訪問支援(幼稚園・学校などに訪問支援員が訪問)(月曜日から金曜日)
- 障害児相談支援
吊り遊具やクライミングウォールを備える感覚統合療法室。1人ひとりの特性に見合った療育を行う個別療育室。マジックミラー越しに療育をモニターできるモニタリングルーム等などを見学。
平成19年から取り組んでいる「個別支援計画」を使った切れ目のない縦横の連携について、そして不登校やひきこもりといった課題への対応の取組みが素晴らしいです。
個別支援計画は、お子さんの発達を見通して、福祉・医療・保健・教育・労働等の関係機関が、本人および保護者の願いや目標、支援内容・支援方法などの情報を共有したり役割分担したりして、一貫した適切な支援を考えていくためのツールで個別支援計画は1200件を超えます。計画を作成するための「支援会議」等きめ細やかな支援をされています。
先進的な取組みをされている四国中央市子ども若者発達支援センター(Palette)。大変参考になりました。今後の施策に繋げてまいります。