参議院ODA調査第2班として1月5日から10日までの期間でブータン・タイを視察。

6日朝一で、ブータンのパロ地区の農業機械化センター(AMC)、農業機械公社(FMCL)を視察しました。

日本のブータンの農業分野でのODA(政府開発援助)は古くから継続して実施されています。賃耕のための農業機械整備計画(無償)として1984年から2014年まで無償事業で3000台以上の農業機械を調達。金額は約59.55億円。2016年~2018年無償資金協力では353台の耕耘機(こううんき)を供与。事業費は2.5億円。

また現在JICAボランティアによる技術支援を継続中です。農業機械化強化プロジェクト(技術協力)では、2008年6月~2011年5月(フェーズ1)農業機械化センター(AMC)における耕耘機のスペアパーツ供給体制の構築。農業機械の安全な運転利用など。

2014年8月~2018年8月では農業機械化センターと農業機械公社(FMCL)において、農家における適正な農業機械のアクセス改善。具体的には農業機械に対する国家認証標準の作成。農業機械の研究開発の強化。農業機械賃耕サービス体制の構築等です。

プロジェクト終了後も現在日本から2名のボランティアがFMCLで活動中です。北川伸二さんはシニア海外協力隊で金属加工で活動されています。22年前から9回ブータンに来て活躍。長谷川久志さんは青年海外協力隊で経営管理で活躍中。

ブータンの方々からこうした日本の農業支援に大変感謝されています。先達の取組みに感謝すると共にさらに日本として支援してまいります。