29日朝、島根県安来市の市庁舎へ。近藤宏樹市長と「新たな過疎法の制定について」、現状と要望を伺いました。吉野和彦県議と地元佐々木厚子市議が同席。
安来市は、島根県の東部で鳥取県との県境で、どじょうすくいの安来節や足立美術館が有名です。人口約3万人7136人(2020年6月)
来年3月で期限を迎える過疎法について、新たな過疎対策法の制定の要望。中でも現在、安来市は過疎法の対象で市町村合併に関する特例措置「みなし過疎」に位置付けられています。全域を過疎地域市町村とみなす「みなし過疎」については、事業の継続性や切れ目のない支援、財政上の激変緩和などの観点からも引き続き堅持する要望です。
平成16年度に合併。合併以前より、旧安来市と旧広瀬町・旧伯太町とは「たたら製鉄」による歴史的、地理的、経済的にも強い結びつきがあり一体的な発展をしてきました。
今後の地域づくりの一体感の醸成が阻害されることから、現行の「みなし過疎」に値する制度の適用を強く要望されています。
過疎地面積が71%を占め、人口の30%が合併前の過疎地域内に広く散居しており、合併前に非過疎地域であった旧安来市も平坦部のほ場を囲むように集落が形成されてきたことから、上下水道事業など、事業管理を広域化したとしても維持・更新の負担を同時に解決することは困難で、一部過疎となった場合、施設の集約などまちづくりに支障があります。
近藤市長から「市町村合併により財政力が下がった。財政力の弱い市町村を抱えているので、市全体を過疎地域として欲しい。今のみなし過疎により、市全体のインフラ整備が図られている。今後、旧広瀬町の安木市立病院の建て替え等支援の必要性がある。是非みなし過疎の制度の存続を」と強く要望されました。
今後の過疎法の改正で大きな論点になる「みなし過疎」しっかり検討してまいります。
過疎債で建てられた市民総合文化ホール「アルテピア」も遠くから見ました。
市のイメージキャラクター『あらエッサくんと安来どじょっこ隊』。安来市亀島町のみさき親水公園で中海を眺める「あらエッサくん」。散歩や釣りを楽しめるこの公園は、夕日が美しいスポットです。足立美術館にも是非行ってみたい安来市です。