公明党「インターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策検討プロジェクトチーム(PT)(座長:国重徹衆院議員)は、23日、総務省で高市総務相に対し、ネット上で人権侵害に当たるような書き込みが後を絶たない問題に対応するために、迅速な被害者救済や未然防止に向けた提言を申し入れました。法務省で森法相にも同様な提言を手渡しました。PTメンバーとして同席しました。
提言は5月のPT設置後、関係団体や有識者らと精力的に意見交換を行い、多角的な検討を重ねてまとめられました。
【提言の内容】
- 誹謗中傷情報の適切な削除促進
・プロバイダーの自主的な取り組みの向上と法制化
・法務局による削除要請の実効化 - 発信者情報開示の実効性向上
・開示対象に電話番号などを追加
・任意開示を促すため、助言を行う第3者機関の設置
・裁判など手続きの簡素化・迅速化 - 教育・普及啓発、相談体制の強化
- 賠償額や刑事罰のあり方を検討
高市総務相は「開示対象の追加について、8月中には省令改正したい。被害者の救済に向けスピードアップして取り組みを進めていく」と述べ、森法相は「提言を踏まえて法務省を挙げて対策を作る」と応じました。