19日広島県三原市へ。社会福祉法人 三誓会が運営する母子生活支援施設「サン・ロータス皆美」を視察。地元三原市議は議会中の為、公明党尾道市福原議長(市議)と岡村市議が同席。

理事長の山下栄一氏(前三原市議)、本部参与神田秀浩氏(教育・子育て担当)、副本部長山下周作氏、臨床心理士木原庸子さん等から母子生活支援施設の現状と課題・要望、「心のケア」相談の課題等を伺いました。

【母子生活支援施設の現状と課題・要望】

・定員割れによる措置費支弁の大幅な減額により、事業経営が圧迫されている。(20名定員で入所数約10人)
・暫定定員設定により減収の為、正規雇用をしても人員整理せざるをえない。
・福祉事務所による、母子生活支援施設の役割・機能の認識が曖昧であり、相談段階で適切な対応がされていない。
・制度として古くからあるが、政治の光があたっていない。

【「心のケア」相談の課題】

{現状}
・三原市の単独事業(メンタルヘルスサポート事業)。法人の西町のグループホーム内の相談室で、臨床心理士の木原庸子さんらが応対。2年前からスタート。
・1人 3回のカウンセリングが無料。育児や仕事上のストレス、学校の悩みを抱える人たちの相談。2年前の豪雨災害の相談も多かった。

(課題、要望)
・4回目以降が有料なので財政支援を。(現在市単独で約600万円ほど。)国として心のケア支援を拡充してもらいたい。
・臨床心理士の役割・処遇改善等。

切実な課題を伺い、政治のなかなか光のあたっていない分野だと痛感しました。今後の施策に反映してまいります。