12日広島市にて公明党の政策要望懇談会が開催。広島県医療型重症心身障害児入所施設等連絡協議会からの要望です。
岡崎富男会長(重症心身障害児者 医療福祉センター ときわ呉施設長)、石光秀年医師(医療法人似島診療所理事長)から「重度心身障害児・者支援の要望」(下記内容)を伺いました。
公明党の田川寿一県代表(県議)・尾熊良一県議、渡辺好造・石田祥子市議が同席。
1. 経腸栄養部分の小口径コネクタ製品の切り替え
現在使用している胃瘻のチューブが来年11月から国際規格に変更になりますが、国際規格の新規チューブは内径が細く、薬やミキサー食が入らず、障碍児・者の介護に大きな支障が生じます。
是非、従来品の併用をお認め頂きたい。日本重症心身障害学会からも厚労省に11月提言が出され、「全国重症心身障害児(者)を守る会」からも同様の声が出ています。
2.重症心身障害児の医療型短期入所の施設報酬
重症心身障害児の短期入所の施設報酬について。最近は呼吸器装着者など超重症児・者の短期入所が多く、人件費が高額。
報酬体系医療費は外来扱いの報酬しかなく、短期入所者を入所させると1人に1日に2万円の赤字が出る。その上、保護者の希望される週末に集中し、平日は多く病床は空きベッドになっており、益々赤字は増える。自治体によっては補助金を1床あたり月に15万円出しておられる所もあるが、診療報酬での加算を検討して欲しい。
伺った課題、要望について、対応を検討してまいります。