「ヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育の 連携プロジェクトチーム 第2回会議」が12日文科省会議室で開催。文科省の丹羽副大臣と共に共同議長として出席。
本日、家族の介護・世話をする子ども「ヤングケアラー」について、全国の教育現場に対する初の実態調査結果を発表。公立中学2年生の5・7%(約17人に1人)、公立の全日制高校2年生の4・1%(約24人に1人)が「世話をしている家族がいる」と回答。
内容は、食事の準備や洗濯などの家事が多く、ほかにも、きょうだいを保育園に送迎したり、祖父母の介護や見守りをしたりと多岐にわたっています。
世話にかけている時間は、平日1日の平均で、中学生が4時間、高校生は3.8時間。1日に7時間以上を世話に費やしている生徒が、1割を超えていたということです。
私の挨拶の中でも「調査結果に衝撃を受けた。子どもらしい生活を送れず、誰にも相談できずに1人で耐えていることを想像すると、胸が締めつけられる思いになる。これまでヤングケアラーに着目した対策を打たなかったことが悔やまれるが、即効性のある対策を急ピッチで検討したい」と述べました。
【本日の内容】厚労省のホームページから、資料を読むことができます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/young-carer-pt-02-shiryou.html
- 「ヤングケアラーの実態に関する調査研究」取りまとめ報告
- ヤングケアラーの支援に向けた主な論点、課題の整理
- 有識者からのヒアリング(3人の皆さんとは開会前にも懇談しました)
・埼玉県福祉部地域包括ケア課 藤岡麻里課長
・埼玉県教育局人権教育課 有賀弘一副課長
・中核地域生活支援センター がじゅまる 朝比奈ミカ センター長
伺った要望、提言など5月目途に対策をまとめてまります。