新型コロナ対策を検討する厚生労働省の専門家会合・「第39回新型コロナ感染症対策『アドバイザリーボード』」が16日朝、厚労省で開催。
「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」は、新型コロナウイルス感染症対策を円滑に推進するに当たって必要となる、医療・公衆衛生分野の専門的・技術的な事項について、厚生労働省に対し必要な助言等を行うものです。
座長の国立感染症研究所 脇田隆字所長、地域医療機能推進機構の尾身茂理事長など有識者から現在の感染状況の分析・評価等話し合われました。
「全国の新規感染者数は減少が続いており、一方で、東京都などで繁華街の人出が増加しているとして、「リバウンド(感染再拡大)に向かうことが強く懸念される」と警戒感を示しました。北海道と沖縄県については新規感染者数が依然として高水準にあると分析。千葉、神奈川両県は横ばいで下げ止まっており、「(首都圏は)関西圏と比べると減少速度が遅い」と言及。特に東京都の人出は5週連続で増加しており、変異株の感染力の強さを踏まえ、注意が必要と指摘。