25日午後、高知県安芸地域に広がる「農福連携ケアシステム」を公明党の黒岩正好県議、高木妙高松市議、米田佐代子安芸市議と共に視察。
地元の横山幾夫安芸市長、野町雅樹県議(自民党)も参加。
本日は「こうち絆ファーム」、安芸市商工観光水産課、備長炭土佐、人権擁護委員協議会、障害者就業・生活支援センター(ポラリス)、いの町ほけん福祉課、高知県地方検察庁、法務省高知保護観察所等、
関係者20名を超える方々が出席。農福連携の現状と課題、要望等で意見交換。
農福連携の始まりは自殺予防から始まりました。平成26年5月、高知県安芸福祉保健所の公文一也主幹がN君支援の為です。
就労者も増え、事業も拡大。平成29年農福連携検討会を開催。(安芸市農林課、福祉事務所、JA高知県安芸地区、安芸農業振興センター、安芸福祉保健所)
平成30年安芸市農福連携研究会を設立し、農福連携を進める施策を推進。
令和2年4月一般社団法人「こうち絆ファーム」多機能型事業所「TEAMあき」を開所。(北村浩彦代表理事)
地域の障がい者やひきこもりの人などを対象に農業分野での就労を支援。農作業全般を学び農家への一般就労を目指す「就労移行支援(6名)」と袋詰めや収穫などの「就労継続支援B型(14名)」の福祉サービスを提供。現在35名が登録。15件の農家からナスを集めて袋詰め。農閑期はオクラの収穫と袋詰め。9月からハウス栽培。
令和3年7月現在、障がい者や生活困窮者約85名を支えている受け入れ農家は31か所に拡大。
触法者の入り口支援、ひきこもり支援、備長炭の林福連携、ハウス整備等ハード整備支援の柔軟化、相談事業から居場所・就労へ等など活発な議論が交わされました。
先進的な農福連携の安芸モデルが県・国にひろがっていくよう支援を進めてまいります。
【農福連携】
農福連携は、地域における障がい者等の就労や生きがいの場となるだけでなく、高齢化等による担い手不足といった問題を抱える農家、関連機関等にとっても、担い手の確保や地域農業の維持、さらには地域活性化につながる取組みです。安芸地区管内でも新たな雇用・作業委託を行う農家や集出荷場が増えるなど、農福連携の輪が着実に広がっています。