新型コロナ対策を検討する厚生労働省の専門家会合・「第48回新型コロナ感染症対策『アドバイザリーボード』」が18日夕方、厚労省で開催。
「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」は、新型コロナウイルス感染症対策を円滑に推進するに当たって必要となる、医療・公衆衛生分野の専門的・技術的な事項について、厚生労働省に対し必要な助言等を行うものです。
座長の国立感染症研究所 脇田隆字所長、地域医療機能推進機構 尾身茂理事長など有識者から現在の感染状況の分析・評価等話し合われました。コロナ禍で脇田座長以外有識者は全員リモートでの参加です。
感染状況について「感染拡大の歯止めがかからず、全国的にほぼ全ての地域で新規感染者数が急速に増加しており、これまでに経験したことのない感染拡大となっている」と分析し、引き続き感染予防対策の徹底を求めています。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が「ステージ4(感染爆発)」を超えているのは、沖縄(312人)や東京(228人)など40都道府県。インドで確認された感染力が強い変異株「デルタ株」は全国で9割以上で置き換わったと推定されたことも報告されました。