新型コロナ対策を検討する厚生労働省の専門家会合・「第51回新型コロナ感染症対策『アドバイザリーボード』」が8日夕方、厚労省で開催。
「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」は、新型コロナウイルス感染症対策を円滑に推進するに当たって必要となる、医療・公衆衛生分野の専門的・技術的な事項について、厚生労働省に対し必要な助言等を行うものです。
座長の国立感染症研究所 脇田隆字所長ら有識者から現在の感染状況の分析・評価等話し合われました。コロナ禍で脇田座長以外有識者は全員リモートでの参加です。
私も今回は厚労副大臣室からの参加です。
「全国の新規感染者数はほぼすべての地域で減少が続いているが、重症者数は高止まりで過去最大の規模が継続している。多くの地域で公衆衛生体制、医療提供体制で厳しい局面が続いている」との見解を示しました。

またワクチン接種も進んでいることからその効果の分析結果も公表。主に高齢者の接種が進んだことで、70代以上の致死率が大幅に改善。今年1~2月と7~8月で比べると、70代では致死率が5・7%から3・3%に減少した。さらに、高齢者のうち7~8月で、10万人以上の感染と8000人以上の死亡を抑制したとの推定も明らかにしました。