新型コロナ対策を検討する厚生労働省の専門家会合・「第55回新型コロナ感染症対策『アドバイザリーボード』」が13日夕方、厚労省で開催。
後藤大臣、古賀副大臣らと共に出席しました。座長の国立感染症研究所 脇田隆字所長ら有識者から現在の感染状況の分析・評価等話し合われました。コロナ禍で脇田座長以外有識者は全員リモートでの参加です。
全国の感染状況について、夏の「第5波」だけでなく春の「第4波」の感染拡大前の水準も下回ったと評価。先月末まで緊急事態宣言が出ていた19都道府県の新規感染者数と病床使用率は、いずれも「ステージ3」(感染急増)の水準を下回りました。
12日までの1週間で、全国の10万人あたり新規感染者は4・12人。「第4波」が始まった今春より少なく、今年に入って最少の水準となっています。
またワクチン接種により、3~9月に約65万人の感染が回避された可能性があるとの試算を、京都大の西浦教授らのチームがまとめ報告されました。