9日午前NPO法人キープ・ママ・スマイリングの光原ゆき理事長、渡辺千鶴理事、白木美和子氏が厚労省副大臣室に来訪。法人事業の概要等伺い、課題や要望等で意見交換致しました。
光原理事長は先天性の疾患を持つお子さんの付き添いの経験を通じ、親御さんが付き添いで体調を崩す事のないような環境作りを目指して、2014年法人を設立。
NPO法人キープ・ママ・スマイリングは、病気の子どもや発達がゆっくりな子どもを育てるお母さんとご家族を応援しています。
具体的には、2020年から長期入院中の子どもに付き添うお母さん・家族に届ける「付き添い生活応援パック」を開始。約1600人の方々に無料でお届けしています。
これらは協賛企業からの寄付で食品や生活用品(化粧水やクリーム等)が盛り込まれています。また有名シェフとコラボして、缶詰の開発・販売やドナルド・マクドナルドハウスせたがや(成育医療センター内)等において料理教室等も開催しています。
その背景には、「入院中の子どもの家族の生活と支援に関する実態調査」を聖路加国際大学と共同で実施。(2019年12月~2020年2月)
さらに2021年5月には「コロナ禍の子どもの入院付き添い実態調査」を実施するなど、付き添うお母さん達の切実で困難な状況・実態を把握し、寄り添う支援を続けられています。
現状は、チーム医療の重要な一員である「お母さん(付き添い者)」に対するサポート不足。「ケアする人のケアが必要」と活動されている取組みに大変共感しました。
今後政府の施策も含めしっかり受け止めて応援してまいります。ありがとうございました。
【光原 ゆき氏(みつはら ゆき)プロフィール】
NPO法人キープ・ママ・スマイリング理事長。1992年、一橋大学商学部経営学科入学。1996年に卒業後、株式会社リクルートに入社。
さまざまなウェブメディアのプロデュースを勤めたのち、人事、ダイバーシティ推進に従事。先天性疾患を持つ娘を亡くした経験から、2014年に就業の傍らNPO法人女子カラダ元気塾(現・キープ・ママ・スマイリング)を設立。2018年12月よりNPO活動に専念。