26日、香川県多度津町の隅岡美子町議と親亡き後を心配される障がい者やひきこもりで悩む方々の市民相談を終え、高松市に移動。
手足に先天的の重度の障がいをもつ森池真衣さん宅を地元大山高子高松市議と訪問。2018年以来3年ぶりとなります。
電動車いすを使って24時間、お母さんやヘルパーさん等の支援を受けながら、生活をされておられます。真衣さんの願いは、施設ではなく、住み慣れた地域の中で在宅生活を続けて生きていきたいと強く思っておられます。また詩や絵を描く事が大好きで、絵本作家として本年、本も出版されています。
勉強したいという思いを実現するため、放送大学にも入学。パソコンの文字入力や音声入力に大変時間がかかるため、視線入力装置を借り受けて活用しようとしています。視線入力であれば、車いすでもベットに寝ながらでも操作が出来、手や音声を使うようよりスムーズに入力が出来ます。
この視線入力装置(ソフト含む)の購入費用45万円は「補装具の重度障害者用意思伝達装置」の制度を活用すればいいのですが、身体障害(両上下肢機能障害)だけでなく言語障害がないと活用できません。
森池さんは、言語障害のない四肢麻痺の方々も視線入力を使う事で、生活が大きく変わると思われています。
コロナ禍により元気な方以上に行動制限を余儀なくされている障がい者にとって、パソコン操作によって多くの方々と繋がりオンラインも活用出来るようになりました。
健常者と同じように大学に学べ生涯学習に取り組める社会の実現を望まれています。
厚労副大臣時代に「障がい者にやさしいICT機器等の普及に関する勉強会」を総務省と共に立ち上げました。今「障害者の情報アクセシビリティ・コミュニケーション法(仮称)」の法整備めざし進めています。
森池さんの夢と志を伺い、「どんな人でも地域の中で住み続けられ、生涯にわたり学び、生きがいを感じられる共生社会」の実現を目指し、全力でお応えしてまいります。ありがとうございました。