23日早朝の便で鳥取砂丘コナン空港へ。一面雪景色です。鳥取市内にある障がいスポーツ拠点施設「鳥取ユニバーサルスポーツセンターノバリア」を地元濱辺義孝県議・浅野博文鳥取市議と視察。
鳥取県から委託されている一般社団法人鳥取県障がい者スポーツ協会 川上和身館長から施設を案内いただき、障がい者スポーツの取組の概要等を伺い、意見交換しました。
鳥取県・日本財団共同プロジェクトの大きな事業の柱の一つである障がい者スポーツを推進するための拠点(名称:鳥取ユニバーサルスポーツセンター「ノバリア」)として、2020年7月にオープン。鳥取県では、あいサポート運動をはじめ様々な形で障がい者を支援する活動を行われていますが、障がい者スポーツの振興にも大変力を入れており、先進的な取り組みに感銘致しました。
”ノバリア”では、鳥取県障がい者スポーツ協会が企画する各種スポーツ教室やイベント等が開催される他、地域の養護学校等からも利用の依頼があり、ご活用いただいています。学校によっては、運動をするのに十分なスペースを持った施設を持たないところもあり、“ノバリア”のような拠点が、そうした学校や地域のニーズに応えていくことが期待されます。
「スポーツ教室」は令和3年度26教室で運営。また「人材育成研修」では障がい者スポーツの理解を深めるための理論・座学研修を月1回開催。300人のボランティアを育成しています。
また「相談事業」ではスポーツを行う際の疑問や悩みを専門相談員(医事・栄養・スポーツ相談)がお聞きし、アドバイスをしています。
令和3年度1年間で月平均1100人。年累計1万1千人が利用されています。内、障がい者は7割弱(6800人)が利用されています。
施設内はバスケットボール等様々なニュースポーツ等に利用できる「スポーツ広場」。障がいのある方も利用しやすいランニングマシンなどの機器を用意している「トレーニングルーム」。
スポーツ相談や医事・栄養相談等利用する「相談室」。ダンスやエアロビクスなどの練習、研修会など利用できる「マルチルーム」や交流スペースなど活用されています。
また令和3年7月には、鳥取県中・西部にオープンしたサテライトセンターを拠点としてスポーツをする人を一人でも多く増やす事と進めておられます。
運営費は県単独予算です。鳥取県の先駆的事業が全国で展開出来るためにも、国として支援策を検討してまいります。
施設概要
延べ床面積:696.43㎡
総事業費:2億91,80万1,407円
助成金額:2億91,80万1,407円
所在地:鳥取市布勢146-1 鳥取県立布勢総合運動公園内
連絡先:0857-50-1091
開館日、開館時間:月・水~日、9:30 − 20:30