多くの人命と日常を一瞬にして奪った東日本大震災から11年が経過しました。改めて亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、今なお避難生活を続けられている方々に心からお見舞いを申し上げます。
私も2011年被災直後から宮城県担当国会議員として、復興に向けて、共に歩んでまいりました。これからも被災者に寄り添う支援を続けてまいります。
未だ各地で避難生活を余儀なくされておられます。被災者一人ひとりの悩みは多様化しています。長期の避難生活で健康を害する人、孤立や心のケアが必要な人、風評被害に苦しむ人、生業の再生に挑む人・・・。政治には、よりきめ細やかなサポートが求められています。被災地の復興を一段と加速するためにも、震災記憶の「風化」と原発事故による「風評」被害 いう復興を阻む“二つの風”と闘い続けねばなりません。
21年度から「第2期復興・創生期間」に入っています。少子高齢化、人口減少など日本が抱える課題解決の先進地となる「新しい東北」のモデル作り、そして世界一災害の強い国土の構築を加速させながら、日本の未来を拓く創造的復興をめざしていきます。
公明党は「防災・減災、復興を政治、社会の主流に」と訴え、災害から国民の生命を守る国土の形成、地域防災の強化に力を注いできました。災害大国から防災大国へ。
3・11の経験と教訓を次世代に継承し、一人一人の心の中に「防災・減災の砦」が築かれるよう取り組んでまいります。また被災者が「心の復興」を成し遂げるその日まで、誰も置き去りにしない「人間の復興」へ闘い続けてまいります。
(写真は2011年4月の閖上地区、8月要望を伺う会、 2013年気仙沼大島、2014年東松島市野蒜地区、2017年大川小学校視察)