物価高への「総合緊急対策」の財源と裏付けとなる2022年度補正予算案は、5月31日の参議院本会議で、自民、公明の与党両党と、国民民主党などの賛成多数で可決、成立しました。公明党控室に岸田総理、鈴木財務大臣らが御礼に来訪。山口代表以下国対役員のメンバーでお出迎えしました。

今回の補正予算は、一般会計の歳出総額2兆7009億円。緊急対策の財源に充てた予備費を補充するため1兆5200億円を盛り込みました。コロナ予備費は使途を原油高・物価高対策に拡大。原油拡大対策では、石油元受り会社に支給している補助金の6~9月分として1兆1655億円を計上しています。

公明党が補正予算を強く訴えた背景は、今後懸念される経済危機に、国民の不安を取り除き、先手を打って対応するためです。22年度当初予算には、編成後に生じたウクライナ危機に対応する物価対策等の措置がされていません。

今後ウクライナ危機の長期化や円安が重なれば、ますますの値上げが避けられなくなります。新型コロナ感染症の再拡大や近年激甚化する自然災害への備えも必要です。これらの状況変化に機敏に対応するためには、財源不足に陥る事態を避けなばなりません。

補正予算には、燃油価格高騰の影響緩和策や、事業者への的確な支援、地方創生臨時交付金の確保をはじめ、きめ細かい生活者支援も盛り込まれています。今後、予備費も含め、早期執行に全力で取り組んでまいります。

参議院議員 山本博司

--------------------
山本博司(やまもと ひろし) 
参議院議員、中央幹事、参議院国会対策委員長、中国方面副本部長、四国方面幹事長
--------------------