5日夕方、徳島県神山町役場を古川広志県議と訪問。後藤正和町長と懇談。
2014年「消滅可能性都市」のひとつに数えられながら、人口減の現実を受け入れつつ、「創造的過疎」を掲げる徳島県神山町。
山あいにあるこの町は、人口約5400人のうち約半数が65歳以上。かつて盛んだった林業も衰退する。だが、首都圏のIT企業など20社近くが本社を移転させ、あるいはサテライトオフィスを置き、全国からの視察は絶えない。私も2015年に視察しています。
創造的過疎から考える地方創生~徳島県神山町視察①(徳島県名西郡神山町)
意見交換/松浦鳴門市議と 本日、地方創生の成功モデルとして注目を集めている徳島県神山町を松浦鳴門市議と共に視察。NPO法人グリーンバレー 大南信也理事長と懇談。地…
後藤町長から今神山町が挑戦している事を2つ伺いました。
1つは、過疎地域での課題である、高齢者の足など地域公共交通の今後、「地域のくるま」(高齢者の足の課題解決)
2つは、人材の育成 人づくり 「神山まるごと高専」。
1.地域のくるま
バス料金程度の個人負担で移動が出来る、新たな取り組みです。町内タクシー会社が運航するタクシー、自家用旅客運送車両などを活用し、軒から軒への移動を可能にするシステム。令和5年4月のスタートを予定。町の負担85%。個人負担15%。利用者の減少や運行経費の効果的な支出に向けて見直しを行い、現行の神山町営バスの運行は令和5年3月31日をもって終了します。
2.神山まるごと高専(仮称)
■神山まるごと高専とは
神山まるごと高専は、2023年4月開校予定の私立高等専門学校。「奇跡の田舎」と称される徳島県神山町に設置され、神山町をまるごと、学びのフィールドに活用した、実践型教育を展開します。学校のミッションは、「テクノロジー x デザインで、人間の未来を変える学校」。従来の技術教育中心の高専とは異なり、ソフトウエアを中心としたテクノロジーや、UI・UX・アートなどに関連したデザイン教育と、起業家マインドを育成する教育を実施し、どんな社会でも、世の中を変えていける人材を育成します。
ウェブサイト:https://kamiyama-marugoto.com
公式note:http://note.com/kamiyama_kosen
公式twitter:https://twitter.com/kamiyama_kosen
3.2年連続 社会増
2019年度には人口が8年ぶりに社会増に転じ、2020年も連続して社会増に。「社会増」に転じた要因としては、町の集合住宅に東京や茨城などからの移住者が入居したことや、移住者への空き家の紹介など住環境の整備を進めたことが挙げられるとしています。神山町では、引き続き、創生戦略の第2期に入っていて、プロジェクトは進行中です。