瀬戸内国際芸術祭2022の夏会期初日(5日)に、香川県高松市のシンボル、標高292メートルの屋島の山上に交流拠点施設『やしまーる』がオープン。
本日(11日)は公明党4人の高松市議(大山たか子・中村伸一・春田敬司・田井くるみ)と共に視察しました。
2017年8月には、「屋島活性化事業」を視察しています。
高松市屋島地区の再生・活性化事業を視察①山上拠点施設整備(香川県高松市)
28日午後、高松市の屋島活性化事業を松下副市長・諏訪観光交流課長らの案内で視察。公明党の5人の高松市議(大山たか子・中村伸一・春田敬司・田井くるみ・中村秀三)も同…
中條亜希子館長の案内で「やしまーる」を見学。
「やしまーる」は全長約200mの回廊のような建築。屋島の拠点施設ということで、屋根に特徴があり、3万枚の庵治石でつくられた屋根瓦。世界一高級な墓石材として有名な、香川県高松市で採れる庵治石を、はじめて瓦として板状に加工したものが使われています。
「やしまーる」は屋島の活性化に向けた目玉事業で、屋島寺西側のホテル跡地約3400平方メートルに整備。2020年3月に着工し、新型コロナウイルス感染拡大や想定外の岩盤の出現による設計変更などで工期が約1年延びましたが、建物は3月末に完成。高松市が2013年策定した屋島活性化基本構想に基づき、国土交通省「景観まちづくり刷新支援事業」のモデル地区に指定され、約10年の歳月をかけて完成。総事業費は約16億4千万円。
ガラスを多く取り入れた展望スペースからは多島美を堪能でき、多目的ホールや文化観光情報案内、飲食・物品販売の各スペースのほか、施設中央には解放感のある屋外広場。
また、パノラマ展示室は源平合戦をテーマにした約180度のパノラマ絵画(縦約5メートル、横約40メートル)やジオラマを設置する予定。瀬戸芸秋会期の作品として制作が進められています。
展望スペースからの風景は素晴らしく、瀬戸内海の多島美や有夜景の絶景が堪能されます。
大西市長は、「やしまーる」について、「屋島の歴史や文化、自然を紹介するビジターセンター、国際会議などのユニークベニュー(特別な会場)として有効に活用できれば。また、経済効果が大きいとされる宿泊客の確保に結びつけられるようにしたい」と話されています。
見学前に近隣の店舗を訪問。リニューアルなった「れいがん茶屋」森静家社長とも懇談。
「やしまーる」を設計したは周防貴之氏が「れいがん茶屋」も設計。
建物を全て新しくするのではなく、今まで培ってきた時代背景や基礎となる部分を残し、床全体の高さを上げるユニークな設計です。
長年取り組んできた屋島の活性化を今後とも支援してまいります。