12日午前、高松港からフェリーで小豆島へ。35回目の訪問で、離島訪問では最多となります。
瀬戸内国際芸術祭夏会期中で大勢の観光客、特に家族連れの方々が来船されていました。

「寒霞渓」を経営する小豆島総合開発(株)佐伯直治社長と懇談。「新型コロナ禍の観光や燃油・物価高騰の影響、瀬戸内国際芸術祭など」伺いました。

コロナ禍で団体客や海外からの観光客も激減。食事エリアも縮小しながらの営業。そんな中、瀬戸内国際芸術祭に寒霞渓に作品が完成。
「映画のロケ地にもなった鷹取展望台より徒歩2分ほど先には、作品『空の玉/寒霞渓(青木野枝氏作品)』が鑑賞。作品の中に入って寒霞渓からの風景が楽しめるそうです。」

GWよりもこの夏の方が観光客が増えており、コロナ禍では最高の人数が来館されているとの事。電気や資材の高騰もあり、今後の経済対策・観光政策に期待されています。

【寒霞渓】
四季それぞれに織りなす大自然の豊かさに恵まれた、瀬戸内海国立公園の中心地小豆島。そのほぼ中央に位置する寒霞渓(かんかけい)は、島の最高峰星ヶ城と四方指の間にある渓谷です。寒霞渓はおよそ1300万年前の火山活動によってできた安山岩、集塊岩などの岩石が長い年月の地殻変動や侵食により、そそりたつ奇岩怪石の絶景をつくりあげました。変化にとんだ渓谷は、日本三大渓谷美のひとつとして称され小豆島が誇る景勝地となっています。

【空の玉/寒霞渓】(鉄の球体のなかに入って雄大な自然を味わう)
大渓谷と瀬戸内海を一望できる寒霞渓は、島の固有植物や奇岩を見られる景勝地として、国立公園や日本遺産に指定されてきた。今回、直径約4メートルの鉄の球体で見晴台をつくる。鉄は、時間の経過により錆色に変わり、周囲に溶け込んでいく。