原爆を投下されて77年となる広島原爆の日。広島市中区の平和記念公園で犠牲者を追悼する式典に参列しました。(6日)

8時から「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和記念式典)」へ。

松井一実市長と遺族代表が、この1年間に死亡が確認された4978人の名前を書き加えた原爆死没者名簿を、原爆慰霊碑に納めました。死没者はおよそ33万3907人となります。全国の被爆者は11万8935人で、平均年齢は84.53歳で初めて84歳を超えました。

式典には、被爆者や遺族、被爆地選出の首相として初めて参列した岸田総理、斉藤国交大臣、99カ国と欧州連合(EU)の代表が参列。公明党から山口那津男代表・谷合正明参議院議員、平林・日下衆議院議員、広島県議・市議らと共に出席。哀悼の祈りを捧げました。原爆投下時刻の午前8時15分には「平和の鐘」が打ち鳴らされ、参加者全員が黙とうをささげました。

初めてグテレス国連事務総長が出席。原爆の惨禍を振り返った上で、被爆77年となる今、軍拡競争が加速していると指摘。
「核兵器保有国が核戦争の可能性を認めることは断じて許容できない」と強調。核兵器を全面的に違法化した核兵器禁止条約を巡る動きや、米ニューヨークで再検討会議を開催中の核拡散防止条約(NPT)を「希望の光」と位置付け。保有国による核兵器の「先制不使用」や非保有国に核兵器を使わない「消極的安全保障」を求めました。

こども代表の「平和への誓い」・最後にひろしま平和の歌など等、革めて生命に刻印する式典となりました。
原爆で亡くなられた方々への哀悼を心から祈り、核廃絶の社会の実現めざし、世界恒久平和を誓い、行動してまいります。