7日は香川県三豊市の離島志々島(ししじま)を地元込山文吉市議とNPO法人 まちづくり推進隊詫間 桑田博行事務局長と訪問。
離島視察では109番目となります。三豊市宮の下港から定期船で20分。本日は海上タクシーを活用しました。

周囲3.8キロの小さな島。江戸時代後期から漁業の島として栄え、戦後は除虫菊や唐辛子などの栽培が盛んに行われました。
最盛期の島民は1,000人超。しかし過疎化が進み、島民は現在20人となりました。

車もコンビニも自動販売機もありませんが、古き良き昭和の香りがします。樹齢1200年の大楠(おおくす)が、今日も静かに島を見守っています。

海上タクシーの船長で(株)志々島ダイナミックス取締役の山地常安さんご夫妻と経営する「志々島の休憩処 くすくすKusu Kusu Café」で懇談。山地さんは元自治会会長でもあります。志々島の離島振興の課題、要望を伺いました。

大楠や花畑を見学する等、観光などで志々島を訪れる方が増え、若いご家族も移住され、一時期17人まで減った人口が20名を超えています。診療所には看護師が常駐。2週間に一度医師が来られます。

交流人口の増加と共に未整備のトイレや待合所の整備や望まれています。

島内の桟橋や診療所など視察した際、89歳の高島孝子さんとお会いしました。天空の花畑に取り組む中心者で、大変お元気です。

魅力のある志々島に定住者が増える施策を国・県・市の連携で進めてまいります。

【樹齢1200年の大楠Okusu】
島の山の中腹に鎮座する樹齢1200年の楠の木。周囲14mの巨木。四方に伸びた太い幹が神秘的で、島のパワースポットとして注目を浴びる。

【志々島の休憩処 くすくすKusu Kusu Café】
築100年の民家を改装し、島で唯一の休憩所として開放。カフェ使いもでき、メニューはコーヒーのみ。オリジナルみやげやアイスクリームも販売する。

【天空の花畑】
(てんくうのはなばたけ)志々島はかつて、島全体に花畑が広がる「花の島」でした。その花畑を島の人々が復活させようと活動しています。その中心が89歳の高島孝子さん。