19日午後、慶應同期卒業の富田洋氏《ジオサーチ(株)会長》の会社を訪問。
富田会長・恵良幹夫副社長らと「地下情報のデジタル化への挑戦」について説明を伺い、意見交換しました。目黒区の武藤まさひろ区議が同席。

《正確な地下情報のデジタル化》
①地下レーダー調査:正確な3次元埋設物情報(自社開発のスケルカート)
②地上レーザー計測:高精度な地上3次元情報(FARO・MMS・点群取得機材)
③試掘データ:試掘データのデジタル化(スマホ)

・マイクロ波をを活用し、インフラの脆弱箇所を早期発見する革新的な「スケルカ」技術。
・防災・減災の切り札「スケルカ」テクノロジーで全国の道路・橋梁・港湾を総点検。

トラック型の「スケルカ―」や手で押す「スケルカ―ト」。スケルカートを運転しましたが大変軽くびっくりしました。スケルカ―やスケルカートで集めたデータを「見える化」する技術「AR(拡張現実)」はめがね型端末で体験出来ます。

2019年の台湾支店に続き、2022年カルフォルニア・北米に進出し、減災事業のグローバル展開を本格化しています。

【冨田洋会長のプロフィール】
1953年、兵庫県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。1989年1月1日、ジオ・サーチ株式会社を設立。1990年、世界初の「路面下空洞探査システム」を開発、実用化。
1998年、NGO法人「人道目的の地雷除去支援の会(JAHDS)」を設立。タイ・カンボジア国境にまたがる大クメール遺跡(2008年、世界遺産に登録)周辺での地雷除去プロジェクトに成功し、2006年には現地へ活動を継承した。2010年、地中や構造物の内部を3次元化するスケルカ技術を実用化し、被災地や全国の防災・減災に向けて活動中。2017年世界初の地上・地下インフラ3Dマップを実用化。2021年世界初の橋梁床版診断システムの実用化。稲盛経営者賞、日本文化デザイン賞、など、受賞多数。