4日都内で開催された「日本発達障害ネットワーク(JDDネット)第18回年次大会(オンラインセミナー)」のシンポジウムに登壇しました。

日本発達障害ネットワーク(JDDnet)は、発達障害関係の全国および地方の障害者団体や親の会、学会・研究会、職能団体などを含めた幅広いネットワークです。

現在18の正会員団体と、当事者団体を中心とした43のエリア会員団体を有しており、単純に加盟団体の会員数を加えると15万名の団体です。

今回のテーマは「発達障害を捉え直す」(発達障害と知的障害の概念整理は、福祉・教育・雇用等の現場をどのように変える?)。

発達障害支援法の制定により、発達障害が法律に規定され発達障害に関する理解が進んできました。最近ではDSM-5やICDー11への変更により、発達障害と知的障害の概念整理などの課題がクローズアップされています。

本大会では、これらの課題を取り上げることにより、今後の世界標準の発達障害概念を広く考える機会としたいとの趣旨です。

(開会)
・市川宏伸JDDネット理事長、大会長の大塚晃JDDネット副理事長(上智大学総合人間学部 特任教授)挨拶、野田聖子発達障害議連会長挨拶(録画)
(基調講演)
・辻井正次(JDDネット理事・NPO法人アスペ・エルデの会理事長)
「知的障害の定義・判定の課題と発達障害」
(シンポジウム1)「発達障害と知的障害の概念整理は、福祉・教育・雇用等の現場をどのように変える?」
・プレゼン
 市川理事長、厚労省(矢田貝課長)、文科省(山田課長)、こども家庭庁(山口参事官)、辻井副理事長
・コメント
 山本博司 参議院議員(発達障害の支援を考える議員連盟 事務局長)
 川田龍平 参議院議員(発達障害の支援を考える議員連盟 副会長)
・デスカッション
大塚晃大会長、高木美智代JDDネット顧問(司会・進行)

シンポジウム2は「発達障害と知的障害及び精神障害という障害概念の今後の整理について」
(プレゼン)
・久保 厚子 全国手をつなぐ育成会連合会長
・岡田久美子 全国精神保健福祉会江連合会理事長