27日午後、鳥取市内の「鳥の劇場」を濱辺義孝県議と前田伸一県議選予定候補と訪問。
「鳥の劇場」芸術監督 NPO法人「鳥の劇場」中島諒人代表理事と懇談。「鳥の劇場」の経緯や「じゆう劇場」の取組等伺い、劇場を見学。
「鳥の劇場」は、鳥取県鳥取市鹿野町の廃校になった小学校と幼稚園を劇場に変えて、2006年から演劇活動をしています。
「鳥の劇場」という名前は、劇団名でもあり場の名前でもあります。劇場がただ演劇を愛好する人だけの場ではなくて、広く地域のみなさんに必要だと思ってもらえる場となることが、中島さん達の目標です。演劇創作を中心にすえて、国内・海外の優れた舞台作品の招聘、舞台芸術家との交流、他芸術ジャンルとの交流、教育普及活動などを行い、地域の発展に少しでも貢献したいと情熱をもって取り組まれています。大変共感致します。
また素晴らしいのは、「鳥の劇場」のプロデュースのもと、2013年8月に活動を開始したプロジェクト「じゆう劇場」です。
「じゆう劇場」では、障がいのある人、ない人がいっしょに舞台を作り、日常生活では隠れがちなそれぞれの豊かさを発見し、その素晴らしさを観客と分かち合うことを目指します。毎年参加者を公募し、継続的な参加者と新規の加入者が混じりながら創作をされています。
『「ロミオとジュリエット」から生まれたもの-2017』をLe Lieu unique(フランス・ナント)にて上演。好評を博しました。
この障害者の文化芸術国際交流事業「2017 ジャパン×ナント」は、私も障害者文化芸術推進で深くかかわってきた活動です。
記者会見で挨拶!障害者の文化芸術国際交流事業「2017 ジャパン×ナント プロジェクト・島根県プレビー公演」(島根県松江市)
障害者の文化芸術国際交流事業「2017 ジャパン×ナント プロジェクト・島根県プレビー公演」にあたり、19日午前中松江市内で記者会見に同席しました。 主催者である社会…
2017年10月21日から「2017 ジャパン×ナント」の催しがフランスのナント市で開催。期間中、日本のアール・ブリュットをはじめ、和太鼓、石見神楽、演劇、コンテンポラリーダンスといった舞台芸術の紹介、シンポジウム「アートとケアと市民権」、障がい者のワークショップ、映画の上映されました。その演劇が「じゆう劇場」の『「ロミオとジュリエット」から生まれたもの-2017』だったのです。
【中島諒人 / Makoto Nakashimaプロフィール】
1966年、鳥取市生まれ。東京大学法学部在学中より演劇活動を開始、卒業後東京を拠点に劇団を主宰。2003年、利賀演出家コンクールで最優秀演出家賞受賞。2004年から1年半、静岡県舞台芸術センターに所属。2006年より鳥取に劇団の拠点を移し、“鳥の劇場”をスタート。二千年以上の歴史を持つ文化装置=演劇の本来の力を通じて、一般社会の中に演劇の居場所を作り、その素晴らしさ・必要性が広く認識されることを目指す。2014年よりBeSeTo演劇祭国際委員会日本代表委員。