6日午後参議院総務委員会(河野義博委員長)の兵庫県視察1日目。派遣の参議院議員は10名。私は総務委員会の理事として出席。
兵庫県消防防災航空隊・神戸市消防局航空機動隊を視察。正木神戸市デジタル監、濱田神戸市消防局警防部長らから概要を伺い、意見交換。
神戸市は昭和47年に消防航空隊を発足。兵庫県は平成8年に消防防災航空隊を発足。災害の広域化・大規模化に伴い迅速な対応が求められる中、平成16年全国で初めて県・市共同運航を開始。
神戸市及び兵庫県が保有するヘリコプター3機を一体的に運用することにより、365日2機体制を基本とする体制を実現させた。
隊員は27名。隊長1名。操縦士7名。整備士7名。救助隊員11名。事務職員1名。
20年の出動件数は423件に上り、東京消防庁の450件と肩を並べる。兵庫では建物火災での活動に加え、山岳救助も多く、幅広い活動を展開している。
航空機動隊(ヘリ)実機、災害現場の無人航空機(ドローン)の活用を見学。
ドローンは令和2年から運用開始。令和3年から夜間の使用も開始。現在24時間体制で災害現場の状況に応じて迅速に対応している。
ドローン活用は、火災・山岳・水難など3年間で32回出動。
ドローン活用は全国723消防本部中、429消防本部が活用している。(活用率59.3%)
操縦者育成や人材不足の課題もあり、総務省として人材育成に力を入れて取り組む必要がある。
先進的に取り組んできた兵庫県・神戸市の事例に学ぶ点が大変多いと実感致しました。ありがとうございました。