7日参議院総務委員会(河野義博委員長)の兵庫県視察2日目。派遣の参議院議員は9名。私は総務委員会の理事として出席。
午前は、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT) 未来ICT研究所 神戸フロンティア研究センターを視察。
矢野NICT理事、和田未来ICT研究所長らから夫々下記研究の説明やデモンストレーション等があり、意見交換。
【量子情報通信技術(超電導デバイス)】 寺井超電導ICT研究室長、藤原量子ICT協創センター研究センター長
・電気抵抗ゼロの超電導状態を活かした、究極の感度を持つ光子(量子)検出器の研究開発等を推進。
・NICTが開発した超電導単一光子(量子)検出器は究極の感度を活かし、通信をはじめ多様な分野への活用が期待されます。
【新規ICTデバイス技術】大友ナノ機能集積ICT研究室長
・光と電波の直接返還等を実現し、オール光型無線通信の実現に貢献する、有機無機ハイブリッドデバイス等に係る研究開発を推進。
・ICTインフラの低省費電力化・高速化が可能。Beyond5Gや次世代の超高速大容量・無線通信システム、高精度センシングの基礎技術として期待。
【脳情報通信技術等の基礎研究】 北澤能情報通信融合研究センター長、成瀬脳機能解析研究室長ら。
・脳波を測定・分析し、人間の認知過程を可視化・フィールドバックすることにより、学習や運動の改善・向上に役立てる研究を推進。
【深紫外光ICTデバイスの研究開発など】 井上深紫外光ICT研究室長
・通信・工業・医療等の幅広い活用が想定される深紫外LEDの実用化に向けた研究開発を推進。
・深紫外LEDの殺菌装置への活用
従来の概念を超えたイノベーションの創出に取り組まれており、大変驚きでした。国としてしっかり応援してまいります。