4日午後、高知市の「土居端物語展~二十四の瞳になぞらえて~」を鑑賞。

土居端名誉理事長(涅槃の家)の一生を紹介されています。土居先生は現在94才。9月で95歳。長年の障がい者福祉への貢献に対し、2012年、藍綬褒章を受賞されました。
土居先生とは2,012年毎年涅槃の家を訪問させていただき、交流させていただいています。

先生は、戦後教師として、養護学校に勤務。卒業した子ども達の行き場を作る為、85年早期退職をし、私財をなげうち、高知市に無認可の知的障害者作業所「涅槃の家」を開設。
「涅槃には、みんな平等に楽しく生きるという思い」を込めたそうです。ラッキョウ栽培を中心に書道など情操教育に力を注いでおられます。
「親を亡くした子が最後まで温かい仲間と暮らせる施設をつくる」「私に余生はない。生涯現役」「心が大事」との言葉にいつも心打たれます。

障がいの子供たちの書道・アートも展示されています。1点1点に先生の人生の歴史・生き様が伝わってきます。

会場には残留孤児の会元会長の石川千代さん等大勢の方々も鑑賞されておられ、皆さんで「手をつなごう」の歌を合唱しました。
私の手を握り、「全ての障がいの子供たちの将来を頼みます」との言葉など頂きました。慈しみある眼差しから発せられる温かな言葉など。大変感銘を受けたひと時でした。
先生ありがとうございました。