「口唇口蓋裂議員連盟」の第2回目の会合が27日開催。
会長は橋本岳(自民党衆議院議員)。司会は事務局次長の公明党吉田衆議院議員。
本日は日本口唇裂学会前理事長の牧宏太郎氏(昭和大学歯科病院長)の講演。
口唇口蓋裂とは、胎児期の顔面の発達や癒合に異常が生じて上唇や口蓋(口の中の天井に当たる部位)、歯茎などを左右に分裂するような亀裂が生じた状態で生まれる病気のことです。日本では出生児の500~600人に1人が発症するとされており、比較的頻度の高い先天性疾患(生まれつきの病気)といえます。
現在18歳未満は育成医療、18歳以上は更生医療に分類され、顎の修正手術並びに手術後の歯科矯正治療は身体の成長がほぼ完了する18歳以降が望ましいとの指摘がある。
また更生医療制度での身体障害者手帳の取得が取りづらい等、課題もあり、患者側は「育成医療の年齢期限延長等」を求める声があります。
こうした状況を踏まえ、牧先生から現状と今後について伺いました。
口友会の佐野智会長等や厚労省も同席。