5日午後、公明党ひきこもりに関するプロジェクトチーム(座長:下野六太参議院議員)として東京都福生市にあるNPO法人青少年自立援助センター(YSC)(河野久忠代表理事長)を視察。
宿泊型の支援施設など見て回り、若者の自立支援のあり方を巡って関係者と意見交換致しました。
YSCは、「困難を抱えるあらゆる若者・子どもの支援」を掲げ、1977年より支援活動を開始。宿泊型(寮)での「生活・学習・就労支援」を実施している日本でも数少ない施設で現在22名が入寮。
河野理事長は、ひきこもりの状態が長期化すると、社会性が不足することで、就労に障壁となることがあると指摘。就労支援と生活支援を組み合わせて行う事が重要だと述べ、当事者が自立できるまで一貫して寄り添う伴走型支援の体制整備を進める必要性を訴えられました。
生活支援+就労自立支援を実施している例は他にないが、自立後の職場定着率が高い効果が出ています。(対人関係等のコミュニケーションスキルや問題解決力の向上にて)
現状は厚労省の宿泊型集中プログラム(6か月)において生活保護被保険者の利用が増えています。生活保護受給者は自己負担分を保護費から捻出できるが、生活困窮の方は自己負担分がネックになります。
宿泊施設と共に別の場所にある施設も見学。若者サポートステーション、日本に住む海外の生徒支援なども視察しました。
今回の視察を下に施策を前に進めてまいります。