令和6年度予算が28日成立。国土交通省の離島活性化交付金事業で要望を受けていた香川県観音寺市伊吹島のホイスト整備が要望どおり予算が付いた事の報告を受けました。

2月25日香川県観音寺市の離島である伊吹島を視察した際、伊吹漁業協同組合の松本伊三郎代表理事組合長、三好光一参事ら組合役員の皆様からの要望がホイストクレーン整備でした。
地元の石山秀和・白川雅仁両市議も同席。

ホイストクレーンは本土側にある観音寺港の伊吹島漁業協同組合魚市場前に設置を検討しており、伊吹島・本土間の漁獲物・船舶部品・水産加工機器部品の荷揚げ効率改善に必要で長年の要望でした。
離島活性化交付金事業の定住促進事業・流通効率化事業として満額の回答でした。事業規模1303万円。(国費は1/2:651.5万円)

伊吹島(いぶきじま)は、観音寺港沖約10km、燧灘のほぼ中央に浮かぶ周囲6.2km、面積1.05平方kmの香川県最西端の小さな島。人口約400人。讃岐うどんの出汁に欠かせない煮干しいりこ。そのいりこの中でも最高とされる「伊吹いりこ」は地域団体商標に登録された地域ブランドとなっています。

「イリコ(煮干し)の原料となるカタクチイワシの最盛期は6月~9月で、その間、島は特に活気にあふれています。カタクチイワシを捕るバッチ網漁は、網を引く本船2隻と運搬船、探知船の4隻で行われます。網の全長は約300メートルで、かなり大型のものを使います。

島を取り巻くように現在15軒の網元の下、夫々加工場があり、捕れたイワシは高速の運搬船で加工場へと送られ、すぐに加工されます。このように漁獲から加工まで一貫して生産することが、上質のいりことなる決め手です。伊吹島では、イリコを“伊吹いりこ”ブランドとして全国に出荷し、大変好評を得ています。

ホイスト整備の要望を強く訴えられていた漁業関係者の方々の思いに応えられ、一安心です。これからも離島振興に全力で取り組んでまいります。