11日、全国パーキンソン病友の会(JPDA)国会請願集会が開催。JPDAは、全国43都道府県支部、総会員数6500名で構成される、パーキンソン病の患者とその家族が中心となって活動する患者団体です。
総会終了後、昨年に引き続き、地元の香川県に方々:溝上典子支部長(高松市茜町)、藤目英芳事務局長、浅野初美さん(坂出市)が来訪。
請願名簿をいただき、現状の課題などお聞きしました。特にパーキンソン病の治療などで先進医療研究の推進を図り、一日も早く治療が始められるよう国の支援を要望されました。
要望実現に向けて取り組んでまいります。ありがとうございました。
【パーキンソン病とは】
パーキンソン病は、脳の黒質で作られる神経伝達物質の一つであるドーパミンが減少して起きるもので、原因がわからず治療法も確立していない病気です。主に40歳から50歳以降に発症し、ゆっくりと進行する原因不明の神経変性疾患です。
主な症状は「手足がふるえる(振戦)」「筋肉がこわばる(筋固縮)」「動きが遅い(無動)」「バランスがとりづらい(姿勢反射障害)」の4つです。その他にも、トイレが近くなったり、よく眠れないなどの症状もみられます。
日本での有病率は、人口1,000人当たりに約一人と言われており、日本全体で10万人以上の患者さんがいると推定され、高齢化社会を迎えるにあたって、今後ますます患者数は増えると予想されています。