13日午後、参議院決算委員会にて公明党を代表して質問に立ちました。

医療的ケア児支援法が2021年9月の施行され、2年半が経過。この支援法によって、国や自治体などの支援が「努力義務」から「責務」となり、少しずつではありますが地域生活の受け皿は整い始めており、子どもたちや家族を取り巻く状況は改善してきていると思います。しかしながら、保育園への通園や希望する学校への就学の壁、地域間格差の大きさ、災害時の対応、成人後の医療的ケア者への対応など、まだまだ課題は山積しております。

本日の決算の委員会において、これまでの取り組みについて振り返るとともに、この支援法の附則の第2条にも規定されている、法施行後3年をメドとする見直しに向けて、下記課題について質問しました。
各省庁の大臣等から大変前向きな答弁をいただきました。

【質問内容】

1.医療的ケア児支援センターについて
①「医療的ケア児支援センター」の設置状況、そしてセンターができたことでどのような効果が生まれているのか。【こども家庭庁 古賀政務官】
②「医療的ケア児支援コーディネーター」の養成研修の実施状況はどのようになっているのか。【こども家庭庁 古賀政務官】

2.学校等への看護師の配置について
③保育園・幼稚園における看護師の配置状況はどのようになっているのか。【こども家庭庁・文部科学省】
④総務省の行政評価による小学校における医療的ケア児の状況調査の概要と文部科学省に対する通知について報告頂きたい。【総務省 長谷川政務官】
⑤総務省の通知を受けて文部科学省はどのような対応をしているのか。【文部科学省盛山大臣】
⑥医療的ケア児に関する指針の策定状況はどのようになっているのか。【文部科学省 盛山大臣】
⑦国として通学支援にしっかりと取り組むべきと考えるがどのように進めていくつもりか。【文部科学省 盛山大臣】

3.医療的ケア児の災害時の対応について
⑧改正災害対策基本法で、医療的ケア児や高齢者などの「個別避難計画」の作成について、市区町村の努力義務となっている。実効性のある計画策定を進めるべきではないか。【内閣府 古賀副大臣】
⑨医療的ケア児に関する保育所における災害対応ガイドラインの策定状況はどのようになっているのか。【こども家庭庁 古賀政務官】
⑩「災害時における電動車から医療機器への給電活用マニュアル」を策定し、電気自動車から電気を供給する実証実験を実施したと聞いている。災害時の電動車における電源確保策をどのように進めていくのか。【国土交通省 斉藤大臣】

4.医療的ケア者への支援について
⑪成人期へ移行する医療的ケア者への支援が重要である。報酬改定ではどのように対応しているのか。【厚生労働省 宮崎副大臣】