15日午後、島根県浜田市の社会医療法人 清和会を地元佐々木豊治市議・柳楽真智子市議と訪問。

林輝男理事長、IPS就労チーム瀧山友香さん、岩根寛さんと「伴走型個別就労支援IPS(障がい者就労)」などで意見交換。

【IPSとは】
平成28年より清和会でIPSプログラムに基づく、一般就労の支援を始めました。IPS(Indvidual Placement Support:個別職業紹介とサポート)とは一般就労を目指したい方をサポートするプログラム。仕事探しを始めるところから、仕事に就いた後も、継続して個別支援を行います。

・医療の専門的視点から起業の精神障がい者の雇用をサポートします。
・障がい者の雇用を通して、企業の地域社会への貢献の一助を担います。
・いつも前向きにあきらめずに支援していきます。

【従来型とIPS就労支援の違い】
・従来型の就労モデル:ストレスに弱いので、指導のもと集団で段階的な就労訓練を積んで。ストレス耐性を高めて就職を目指すというやり方。集団通所訓練型。
・IPSの就労支援:まず一般企業への就職を支援し、本当の職場で働く事を持って訓練するやり方。個別型、援助付き雇用型。

【IPSと標準就労支援(訓練型支援)との比較】
・IPSの高い就労率(IPS62%、標準型19%)、長い就労期間(IPS78.6日、標準型24.9日)

【清和会IPS個別就労支援チーム】
・精神科ディケア内にオフィスを構える ・就労支援専門員(ES)2名 現在 瀧山夕香PSW、岩根寛OT  医師:林理事長

(職場開拓・職場訪問実績) 400社 内大変理解がある65社 まずまず理解がある116社   (2016年4月~2024年3月の期間の集計)精神障害を有する者の雇用に前向きな企業47%。
(IPSプログラムアウトカム)延べ利用者182名。月別利用者 支援員2名で45人。
月別一般就労率:60%

【IPSの役割】
・アウトリーチで地域の企業や支援期間を繋ぐ
【課題】
1.地域で雇用主、ハローワーク、医療が連携した雇用支援ネットワークを作る必要性
2.IPSのような伴走型就労支援が活用できる制度の必要性

素晴らしい取組みに大変感銘を受けました。IPSのような伴走型就労支援が活用できる制度の創設など研究してまいります。ありがとうございました。