全国建設労働組合連合会(全建総連)中央執行委員長の中西孝司氏(香川建労)、勝野圭司書記長(秋田建労)らから「建設業の就労環境の改善、来年度予算に関する要請」について伺いました。(24日)
公明党から国重国土交通部会長等、衆参国会議員が出席。中西委員長とは香川県建設労組執行委員長時代から長い交流があります。

【建設業の就労環境の改善、来年度予算に関する要請】

1.「担い手3法」の改正を受け、建設業における働き方改革の推進、物価高騰を踏まえた建設技能労働者への適正水準の賃金支払い、下請業者までの確実な法定福利費・安全経費の支払いのための施策を講じること。

2.建設国保を育成・強化すること。国庫補助はコロナ以前の医療費推計や今日的状況を踏まえて、自然増を含む医療費の伸びを適切に勘案し、現行補助水準を確保すること。

3.建設業の担い手確保・育成のための支援策を強化すること。建設キャリアアップシステム(CCUS)を法的に位置づけると共に、一層の普及・促進を図ること。

4.新築・リフォーム工事費の価格上昇による消費マインドへの影響を考慮し、補助事業の延長や拡充を行うこと。脱炭素社会の実現に向けて、国産材の安定供給と公共・民間建築物での木材利用促進のための施策を強化すること。また大工技能者の確保・育成について引き続き取り組むとともに、支援を拡充すること。

5.建設アスベスト被害の根絶と、被害を受けたすべての建設従事者を救済するため、基金制度の拡充を行うこと。

6.さらなる消費税率引き上げは行わないこと。適格請求書保存方式においては、小零細事業者が取引から排除されない仕組みとすること。また、負担軽減措置について、当面は対象期間を延長すること。

最後に閉会の挨拶で御礼と共に、要望実現にしっかり取り組む事をお話し致しました。

(参加メンバー)
中西 孝司 中央執行委員長(香川)、勝野 圭司 書記長(秋田)、小倉 範之 書記次長(東京)
中村隆幸副委員長(東京)、益田修次副委員長(神奈川)、花岡幸一副委員長(長野)
松尾 慎一郎 社会保障対策部長、松岡 守雄 事業推進室長、西 雅史 税金対策部長
髙橋 健二 住宅対策部長、小林 正和 技術対策部長、小野寺 博人 総務部長など。