公明党離島振興対策本部(本部長:山本博司参議院議員)として山形県酒田市、飛島などを視察し、離島を抱える課題等伺ってまいりました。(20日)

同本部の私と、横山信一副本部長(参議院議員)、窪田哲也事務局長(参議院議員)、若松謙維参議院議員、庄子賢一衆議院議員、2人の酒田市議(佐藤猛・遠田敏子)らが参加しました。
また、全国離島振興協議会の方々も参加。同じく矢口明子市長・村上祐美市民部長ら酒田市の行政関係者も同行されました。

沢口旅館へ。経営している「合同会社 とびしま」の皆さんと概要を伺い、意見交換。
「合同会社とびしま」はIターンとUターンの共同代表を中心に、飛島に魅せられて集まってきたメンバーで構成されています。(10名)

代表社員である本間当さんは、生まれ故郷である飛島を活性化させるため、平成25年に当法人を設立。設立当初は、飛島で飲食店や魚介類等の販売を行っていたが、現在は、漁業・水産物の加工・事業承継した旅館の経営など、一次産業から三次産業までを幅広く手掛け、雇用創出をはじめとした島の活性化に取組んでいます。

【具体的な業務内容】
沢口旅館の運営(平成30年~)、シェアハウスMYAの運営(令和2年~)とびしまマリンプラザの指定管理(令和5年~)
観光ツアー企画・運営・ガイド、島内インフラ等の管理業務(水道施設管理、漁獲物集出荷等)

【島に束縛しすぎず働きやすい環境づくりを整備】
 福利厚生施策の一環として、観光の閑散期である10月から3月までの期間限定で、3か月間の有給休暇の取得を可能としている。(繁忙期は、4月~9月)取得期
間には、島を離れることや副業をすることなどを容認し働きやすい環境づくりに注力している。また、本州山形県の酒田市内に飲食店を経営。必要に応じて島を離れながらでも同社事業に従事でき、島の生活に一時的に負担を感じた従業員が離職しないように努めている。

代表役員の本間当さん(飛島出身:Uターン)
役員の松本友哉さん(山口県出身:移住)・奥様と1歳の子どもさんにもお会いしました。
役員の渡部洋子さん(飛島出身:Uターン)沢口旅館を担当。今妊娠8か月。
同じく役員の小川ひかりさん(東根市出身:移住)等

【要望内容】
・移住・定住には、仕事と住まいの確保
・旅館などの改装(水洗トイレなどの整備)
・光回線などの整備は進んだが、下水道(水洗トイレ)等が未整備
・山形県企業との連携で飛島支援を

素晴らしい取組みです。飛島は今まで子どもがいなくて、小中学校は休校になっています。合同会社とびしまで働く従業員の方に子どもが生まれ、島で育つと学校が再開されます。
若い人たちが飛島で働き、住み続けられる環境整備に国・県・市の連携で応援してまいります。