「香川用水通水50周年記念式典」が高松市のサンポートホール高松で開催されました。(29日)
公明党から都築信行県代表(県議)、田井くるみ県議、福部正人丸亀市議会議長が参加。香川用水水源地域代表者をはじめ、国や四国各県の関係機関、関係団体等 約 200名が出席。

オープニングは香川県立飯山高校フラワーアレンジメント部の育生花パフォーマンス。
「水と四国」のテーマで3名の女子高校生の素晴らしいフラワー装飾です。

池田知事の式辞・共催者(香川用水土地改良区 五所野尾理事長・(独)水資源機構 金尾理事長)挨拶の後、来賓として祝辞の挨拶。

水源地の首長(徳島県三次市、高知県本山町・大豊町・土佐町・いの町・大川村)に対して感謝状・記念品贈呈が行われました。

香川用水は先人の多大な努力と国をはじめ高知県や徳島県、愛媛県の四国各県関係者の理解によって、吉野川総合開発事業により昭和49年5月30日に水道水の通水を開始、同年8月1日から各家庭への給水が始まりました。以来50年。香川県内の水事情は大きく改善され、かつてのような深刻な水不足もほとんど発生しなくなりました。

水源地の首長(徳島県三次市、高知県本山町・大豊町・土佐町・いの町・大川村)も出席され、感謝の意を込めて挨拶しました。

香川県の水道用水の約5割を占めている「命の水」香川用水。農業用水や工業用水としても活用されています。
「命の水」香川用水の恩恵に感謝し、節水など心がけてまいります。そして老朽化対策など予算面での支援も政治の側から進めてまいります。

【香川用水】

香川県は瀬戸内海気候に属し、年間降雨量が少なく、また、大きな河川もないため、日照りが続くと、すぐ水不足となって、農業や生活に支障をきたしていました。先人たちは、1万4千6百余のため池を築いて、用水の確保に心血を注いできました。しかし県内水源では十分でなく、慢性的な水不足が続いていました。この水不足を解消するために建設されたのが香川用水です。

香川用水は、吉野川総合開発計画の一環として建設された多目的水路で、高知県に建設された「早明浦ダム」によって、たくわえられた吉野川の水を、徳島県の「池田ダム」を通じて、香川県に導水する世紀の大事業であります。