原爆を投下されて79年となる広島原爆の日。広島市中区の平和記念公園で犠牲者を追悼する式典に参列しました。(6日)
8時から「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和記念式典)」へ。
松井一実市長と遺族代表が、この1年間に死亡が確認された5079人の名前を書き加えた原爆死没者名簿を、原爆慰霊碑に納めました。死没者はおよそ34万4306人となります。全国の被爆者は10万6825人で、平均年齢は85.58歳。
式典には、被爆者や遺族、被爆地選出の首相として参列した岸田総理、斉藤国交大臣、108か国の海外代表が参列。公明党から山口那津男代表・谷合正明参議院議員、平林・日下衆議院議員、広島県議・市議らと共に出席。哀悼の祈りを捧げました。原爆投下時刻の午前8時15分には「平和の鐘」が打ち鳴らされ、参加者全員が黙とうをささげました。
悪化する国際情勢を踏まえ、松井一実市長は平和宣言で「希望を胸に心を一つにして行動を起こせば、核抑止力に依存する為政者に政策転換を促すことが必ずできる」と市民社会に呼びかけました。
岸田首相は、「永遠の平和が祈られ続けている、ここ広島市において、『核兵器のない世界』と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことを改めて誓う」と決意を語りました。
またグテレス国連事務総長のメッセージを国連の中満泉事務次長(軍縮担当上級代表)が代読。
こども代表の心こもった「平和への誓い」。最後にひろしま平和の歌など等、革めて生命に刻印する式典となりました。
原爆で亡くなられた方々への哀悼を心から祈り、核廃絶の社会の実現めざし、世界恒久平和を誓い、行動してまいります。