14日午後、徳島市あわぎんホールで開催されている第8回日本リンパ浮腫治療学会学術総会 市民合同シンポジウムに講師として登壇。
公明党から原田大二郎予定候補(参院選比例区)、梶原一哉県議、藤田真由美徳島市議、重久大学西宮市議が参加。

テーマは「リンパ浮腫患者への就労支援」

リンパ浮腫はがんの手術や先天的な要因によりリンパの流れが著しく低下することにより発症し、重症化すると仕事や日常生活にも支障が生じるため継続的な治療やケアが必要です。
近年、病気になっても生きがいを感じながら働き続けることができるよう、治療と仕事の両立を社会的にサポートする仕組みについて、国の政策としても取り組まれていますが、リンパ浮腫についてはまだ十分な支援がなされていないのが現状です。

本シンポジウムでは、現在国が行っている就労支援の取り組みについて行政の立場からご講演頂くと共に、実際にリンパ浮腫診療に携わっておられる医師や看護師、患者さんからリンパ浮腫患者の就労支援の現状についてご発表頂き、どのような支援が必要であるかについて皆さんと一緒に考えたいと思います。

最初に小川佳宏先生(第8回日本リンパ浮腫治療学会会長:リムズ徳島クリニック院長)の挨拶の後、特別講演として登壇。
私の講演内容は「がん患者、難病罹患者への就労支援の現状、国の施策について」。

2月に小川会長とお会いし、講演・シンポジウムの件をお聞きして以来、徳島大学・香川大学医学部大学病院、四国がんセンター等の医療施設やハローワーク徳島、さんぽセンター香川・徳島、愛媛労働局の視察。患者会・当事者などの方々との懇談などがん患者やリンパ浮腫患者の就労支援など伺ってきました。
また国の厚生労働省の担当者ともやりとりを進め、本日の講演内容となりました。下記講演の項目です。

(自己紹介)
・自己紹介
・四国のがん診療連携拠点病院・ハローワークなど視察

(国の制度:がん対策基本法) 
・がん対策基本法・第4期がん推進基本計画・がん診療拠点病院制度
・がん相談支援センターの業務と相談内容、相談員の配置状況

(がん患者等の就労・両立支援に関する施策)
・がん罹患患者数と仕事を持ちながら通院している者の推移
・がん患者・経験者の就労の状況(令和5年度患者実態調査)
・がん患者の就労に関する総合支援事業(主治医、会社・産業医、両立コーディネーターのトライアングル型サポート体制)
・長期療養者就職支援事業(連携拠点病院とハローワークの連携事業)
・難病患者就職サポーターによる専門的支援(難病相談支援センターとハローワークの連携事業)

(まとめ)
・四国がんセンター両立支援アンケートから
・がん患者の就労支援、リンパ浮腫・就労支援について