30日午前、香川県多度津町の(株)山倉建設 山倉康平会長、高吉秀一社長と「空き家課題解決など」で懇談。

山倉会長は一般社団法人 古民家再生協会の香川第一支部の支部長・NPOおたすけネットワーククラブ事務局長なども兼務されています。2018年6月に設立した 一般社団法人 古民家クラブの中心者(理事)でもあります。

山倉会長は、脱サラ後、今の会社を1985年に創業。「住いづくりは、幸せづくり。幸せづくりは想い出づくり、街づくり」との信条で350棟の家づくり。また丸亀市中津町の金倉川沿いに、憩いの場として建てた「どろんこ亭」。ツリーハウスや鶏小屋、昔ながらのかまどやピザが焼ける石釜など。地域のコミュニテイの場として人と人の絆を創りたいという想いから生まれたそうです。また山倉さんは、自身が住む香川県の未来を見据え、平成29年4月、古民家再生協会を設立。香川県の代表と全国空き家アドバイザリー協会 理事も兼務しています。10月27日に住生活月間イベント「~実家を空き家にしないために~人の終活・家の終活セミナー」が丸亀市で開催されます。

金倉町に所在する築百年の古民家を購入し、国内外からのインバウンドを受け入れる取組みをスタート。地域の市町村と連携して、広域的に香川の魅力を情報発信しながら地域活性化を進め、住みやすい地域づくりを目指し、定住者が増える活動にチャレンジされています。現在、香川県人口100万人復活に向けて、「香川県丸ごとホテル」を県・市に提言。香川県に点在する空き家・古民家の利活用で定住者促進を促します。香川に交流人口を増やし定住促進につなげたいとの熱い想いです。

また丸亀市の離島である讃岐広島の尾上邸の空き家プロジェクト(農水省の農泊事業)を推進。江戸末期に廻船問屋として栄えた尾上家の邸宅。島で採掘される青木石を高く積み上げた石垣とおよそ200年前に建てられた総ケヤキ造りの家屋が当時をしのばせます。尾上邸は、今も居住可能な状態で管理されていますが、所有者から 島の活性化のために活用してほしいという要望を受け、現在、島にはない 宿泊ができて、地元の特産などを 使った食事が楽しめる施設です。現在、NPO島活隊の事務局長として、さぬき広島で、親子イカダ作り体験、落ち葉で焼き芋大会、餅つき大会、しし鍋大会等企画。過疎・高齢化が進む離島(塩飽諸島)において、地域活性化の情熱をかけられています。10月5日には子育て世代向け「さぬき広島 空き家見学ツアー」開催の予定です。(子育て世帯離島促進補助金を活用)

2020年7月「ふるさと楽校」を設立。丸亀市と多度津町内の中学生が対象で、不登校の生徒たちの支援を推進。開校式をさぬき広島で開催。子ども達とのキャンプ等企画。10年単位で人づくりにチャレンジされています。さらに本格的な不登校・ひきこもりの子ども達支援のために4月にNPOの法人化へ。
また「どろんこ亭」では子育て応援カフェ「ママCOCOカフェ『結』」を昨年12月オープン。子育てに大変なお母さまの支援に準備されています。

また今回の能登地震で被災された被災者の為に、能登地域に3月以降4回訪問。山倉会長は、地震や集中豪雨がある度に被災地に出向き支援活動や交流を深めてきた方です。
現在73歳。この残された命をもう一度社会の為使わせてもらうとの使命感と情熱がすごいです。

いつも人のために、前向きに取り組んでいる山倉会長。本日も元気をいただきました。ありがとうございました。