4日午前、兵庫県明石市において開催された「日本肝臓病患者団体協議会(日肝協)第34回交流の集い・代表者会議」開会式に出席しました。
早朝の明石城。明石城公園は菊花展覧会で賑わいが始まります。

日肝協は1986年設立。現在35都道府県76患者会(約8千人)が加盟されています。
交流会は3日、4日と開催。全国から参加されており本日は2日目。開会式では主催者 日肝協 渡辺孝代表幹事の挨拶の後、来賓として、 公明党 肝炎対策推進PT座長として挨拶。

また日本肝臓学会 兵庫医科大学 特別招聘教授  飯島尋子氏の「肝疾患診療の現状と今後の対策」の講演がありました。
日肝協の3人代表幹事(渡辺孝・米澤敦子・川田義広)らと記念の写真も撮らせて戴きました。

(挨拶趣旨)
皆さん。おはようございます。公明党参議院議員の山本博司です。公明党の肝炎対策推進プロジェクトチームの座長をしています。また与党の肝炎対策推進議員連盟の事務局次長でもあります。本日は、第34回交流の集い・代表者会議の開催、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

まず冒頭 能登半島地震・豪雨災害でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された全ての皆様にお見舞い申し上げます。
本日の開催にあたっては、わが国の肝炎対策におきまして、長年にわたり、多大なるご尽力をいただきました日本肝臓病患者団体協議会(日肝協)の皆様に心から感謝と敬意を表します。また本大会の準備をいただいた 実行委員長はじめ兵庫県の役員の皆様本当にご苦労様です。

私が2007年国会議員になった当時、B型肝炎訴訟やC型肝炎訴訟の真っ只中の時機でした。公明党の肝炎対策推進PTとして患者団体の皆様の声を受け止め、政府に働きかけをしました。そして与党の肝炎対策推進議員連盟を軸に、2008年議員立法でC型肝炎特措法。2009年肝炎の総合対策を盛り込んだ肝炎対策基本法成立に取組ませていただきました。

今回の「肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業」につきましても、日肝協の皆様などから要件緩和等一層の拡充を求められていました。与党の肝炎対策推進議員連盟においても議論を重ね、本年4月から助成要件の緩和が実現しました。制度改善の目的は、何よりも、一人でも多くの患者が、少しでも安心して治療を受けられるようにするものであり、今後とも制度の利用促進を図る必要があります。公明党としてもしっかり政府と連携しながら進めてまいります。

また肝炎研究をさらに進めていく事も重要です。
C型肝炎ウイルスや肝がんに対する治療薬の進歩は目覚ましく、高い確率でウイルスを排除できるようになり、肝がんに対しても病状に応じた効果的な治療法が選択できるようになってきています。一方で、B型肝炎や肝硬変の患者さんたちは、治療法の開発を待ち望んでいます。この分野での今後の研究の推進に期待をされておられます。そのためにも予算を十分確保できるよう政治の側から応援してまいります。

最後に、被災地の一日も早い、復旧・復興と、代表者会議のご盛会と皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、お祝いの挨拶とさせて頂きます。本日は、大変におめでとございました。