(独)国立がん研究センター名誉総長  嘉山孝正先生と高知大学 医学部 上羽哲也教授、中居永一講師が国会事務所に来訪。(12日)

脳脊髄液減少症PT座長として、脳脊髄液減少症の正確な診断・検査法で意見交換致しました。厚労省い政局の野村隼人課長補佐も同席。

元参議院議員の渡辺孝男先生からの紹介で嘉山先生を通じて本日の意見交換会となりました。
中居先生は脳脊髄液減少症の正確な診断を進める検査法を研究されており、本年9月25日に高知大学を訪問し、上羽教授・中居先生らから伺ったばかりです。

高知大学医学部付属病院を脳脊髄液減少症患者・家族支援協会 中井代表理事と視察(高知県南国市)

25日午前、高知大学医学部付属病院脳神経外科を脳脊髄液減少症患者・家族支援協会 中井宏代表理事と訪問。 公明党から西森美和県議が同行。 脳神経外科の上羽哲也教授(…

【中居先生の研究】
(脳脊髄液減少症の現在の課題)
・正確に診断する検査法が存在しない

『CSF refill test』と『Overflow leak test』の特定臨床研究の結果をもって検査に用いているアートセレブの適応拡大および『Overflow leak test』の保険収載を目指されています。
また、初診時の単純MRI撮影での脳脊髄液減少症の診断法として『脳脊髄液減少症診断の為の腹臥位MRI撮影の研究』の臨床研究も取り組まれています。
①偽陽性診断精度:Overflow leak testとCTミエロの診断精度を比較。  
②漏出箇所同定感度:種々の量の注入を行いOverflow leak testが陽性所見をもたらす最少水分量を検証。
③臨床応用への課題抽出と方策の検討:Overflow leak testは原理的に偽陽性が生じにくいことを実証し、普遍的標準的検査法として確立を目指す。

【3つの検査法】
1.体位変換MRI   MRI画像により、患者さんにも分かり易い
2.CSF refill test  (2022年特許)10名の症例  起立性頭痛の完治と症状の改善へ  
3.Overflow leak test
従来の検査法CTミエロ(造影剤)から水を多めに入れ 事前のMRIとアートセレブ髄注後のMRIと比較し露出部位を特定する検査方法(アメリカで特許) 
16例 完治13 OFLの有効性高い

今後、この正確な診断する検査法が患者の方々に提供できるための取組み、課題など話し合いました。前に進めるよう応援してまいります。

嘉山先生らと

高知大学視察