24日終日、参議院 総務委員会が開催。予算の委嘱審査で、公明党を代表して「デジタルインフラの課題について」質問に立ちました。

【質問内容】
1.5Gの普及状況はどのようになっているのか。
2.条件不利地域への支援はどのようになっているのか。
3.維持費への支援について活用実績を伺いたい。
4.光ファイバの利用率向上に向けてどのように取り組んでいるのか。
5.衛星通信サービスなど非地上系ネットワークへの対応状況はどのようになっているのか。
6.デジタルインフラの海外展開をどのように考えているのか。
7.5Gの具体的な社会実装をどのように推進しているのか。
8.情報通信基盤の整備に向けた大臣の決意を伺いたい。(村上総務大臣)

公明党の山本博司でございます。本日は、委嘱審査ということでデジタルインフラの課題について質問させていただきます。

1.5Gの普及状況はどのようになっているのか。

ICT は、国民生活に必要不可欠な基盤でありまして、新しい事業の創出や生産性の向上など経済活動を活性化させるだけでなく、遠隔診療や遠隔教育、オンライン申請などを通じて、医療・教育・行政等の各分野における社会的課題の解決に資するなど、その役割は極めて重要であります。

私は、議員になる前は、日本IBMというIT企業に29年間、勤めておりました。そして、初当選以来、ICTの活用が社会課題の解決につながる、離島や中山間地、あるいは障がいのある方などが、コンピュータを使うことで、暮らしが豊かになる、便利になる社会というのを目指してまいりました。

「人口急減・超高齢化」へ向かう中にあって、われわれはコロナ禍を経験しましたが、テレワークなどICTによる働き方の多様化、地方移住の促進など、地方創生のためにICT が果たす役割も今後ますます増大していくことが見込まれております。

そうした中、5Gなどの高速・大容量無線通信の前提となる光ファイバを整備することは、重要な基礎的な社会インフラであり、早急な整備が求められております。

政府では、令和4年3月に策定され、令和5年4月に改訂となった「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」に基づいて、2023年(令和5年)3月末に人口カバー率で99.8%となっている光ファイバの整備率を2028年(令和10年)3月末までに99.9%とすることを目標として取り組むこととしております。

そこで、現在までの5Gの普及状況、光ファイバの整備状況はどのようになっているのか、確認したいと思います。